ネットライムとは

ネットライムWikiより抜粋

 

インターネット上の掲示板やSNSで行われる、韻の要素を取り入れた作詞活動のこと。通称ネトラ。 

基本的に1対1で互いの詞のクオリティや内容の優劣をつけるBATTLEがメインである。 

その原型はRAPのMC BATTLEである。 

韻だけでなく時にはアナグラム、回文、縦読みなどを取り入れるライマーもいる。 

また、必ずしも韻を踏んでいなければならないという決まりはない。 

音楽と文学の融合と言ってもいいかもしれない。

 

その起源はHIPHOPイベントとして有名なB-BOY PARKのHPにリリックを投稿する掲示板があり、携帯電話(ガラケー)や一般家庭へのPCの普及もあり、そこからネットライムが生まれたとされている。

 

マナー

 

ネチケットを守る。 

小節間でスペースや改行をすることで、読み手が読みやすいようにする。 

大会などでは積極的に判定に回る。 

判定の際は判断理由と感想を添える。 

バトルの外(判定や雑談)ではDISしない。 

よほどの事態でない限り、大会等で、猶予切れは避ける 

猶予切れの時は相手に謝罪を入れる 

よほどの事態がない限り、BATTLE中にバトル以外の発言は避ける 

他人のバトル中に乱入しない(乱闘版は除く)

 

バトル

 

主に1対1のバトル形式で行われる。プレイヤー同士が互いに作詞したリリックを投稿し、その優劣を競い合う種目である。勝敗の判定は複数名の他のプレイヤーの主観により決められる。 

判定基準としては韻のクオリティ、相手への批判(dis)、比喩、戦略性、おもしろさ、自己のアピール、表現力、独創性、論破能力、ボキャブラリー、パンチラインなど多岐にわたる。 

バトル前には先攻後攻どちらでいくか、相手が投稿してから、自分が投稿するまでの猶予、バース数、判定期間などを決めておく。 

一般的な猶予は48時間か72時間 バース数は2か3、判定期間は48時間か72時間。 

小節数を自由とするか、8小節、または16小節と制限するルールもある。 

小節の定義については、RAPと異なり、トラックもフローもないため、1行=1小節と捉えるのが2018年現在、一般的である。

 

中にはあらかじめ設定されたテーマにのっとりプレイヤー同士が作詞し、その優劣を競うテーマバトルや、パンチラインの優劣を競うパンチラインバトル、子音の優劣を競う子音バトルなどもある。

 

各サイトやサークル、コミュニティで大会が行われる場もある。 

1ON1トーナメントが主流だが、タッグバトルや3ON3、リーグ戦の大会などもある。 

大会参加者が大人数に渡る場合では予選を行う場合もある。

 


MC BATTLEや音源で現在活躍するラッパーの中にも、ネットライム経験者は数多く存在する。ふぁんく、KZ、BOZ、G-HOPEなどのバトルMCはもとより、近年HIPHOPを引っ張っているKOHHも最初はネットライムから作詞を覚えたとインタビューで語っている。